随分、年を重ねてきたような気がする。
もう40代。
この年になると気がつくことがある。
その中の一つに、
”チャンスは2度とはこない”ということがある。
似たようなチャンスがくることが
まれにあるかもしれない。
しかし、それは全く以前のものとは同じではない。
チャンスがあるならつかめ。
いつ来るかわからない、
いや来ないかもしれない。
でも、来るかもしれないチャンスをつかむために
日々、努力するしかない。
人との関係も同じだと思う。
あとで、こうしておけばよかった・・・と思うことが多いが、
悔やんでもだめ。
2度と戻ってこない。
気配り、目配り、手配りはいつでも欠かせない。
だから、一期一会という言葉で
先人は注意を喚起してくれていると思う。
2013年5月25日土曜日
2013年5月19日日曜日
開高健の言葉、風倒木(ナースログ)。
開高さんの「川は眠らない」というビデオの中に”ナースログ”についての説明個所がある。
説明はとてもシンプルだ。
「無駄なものはなにもない」ということ。
たとえば、
開高さんは自然の中での風倒木を例に出しておられる。
この風倒木は倒れて倒れっぱなしになっている。
これが無駄なように見えていて、
実に貴重な資源なんであって、
風倒木が倒れっぱなしになっていると、
そこに苔が生える、微生物が繁殖する、
バクテリアが繁殖する、土を豊かにする、
小虫がやってくる、その小虫を捕まえるために
ネズミやなんかがやってくる、
そのネズミを食べるためにまたワシやなんかの鳥も
やってくる、森にお湿りを与える、
乾かない、そのことが河を豊かにする、ともう
全てがつながりあっている。
だから、あの風倒木のことを、
森を看護しているんだ、
看護師の役割をしているんだというので
ナースログという。
開高さんは、
この言葉の最後に
人間にとって”ナースログ”とはなにか
無駄なように見えるけれども実は大変に貴重なもの
というものも人間にはたくさんあるんじゃないか?
>何が無駄で何が無駄出ないかはわからないとして
無駄を恐れてはいけないし、
無駄を軽蔑してはいけない。
いつかどこかで、また何か別のかたちで蘇っているのかもしれない。
>ここまできて再度
開高さんの40歳前後の体験と執筆活動などと重ねながら
ナースログという言葉を味わうと、落ち込んでいるときなどは
なぜか静かに頑張ろう・・・と思うことができることが多い。
2013年5月12日日曜日
常寂光寺はすばらしい
新緑が美しい季節に京都の常寂光寺に行ってみたくて行ってきた。
寺への到着が昼過ぎになってしまって
朝の光の中で新緑を堪能することはできなかったが
やはり、常寂光寺はすばらしい。
落ち着きがあり、きちんとそこかしこが手入れがされていた。
美しいと感じるためには、ありのままの自然ではだめなんだと思った。
人の手を介さないと美しいとは感じることができない。
キャンプに行った際など
ありのままの自然を感じるような時は
生命の危機を感じる。
本来、自然はとても荒々しいと思う。
いや、命は時としてそうなのか?
常寂光寺のホームページもわびさびが利いて
とてもいい感じだ。
URL:http://www.jojakko-ji.or.jp/
2013年5月6日月曜日
布引の滝、そして、修行僧が滝行で得たかったもの
新神戸駅から歩いて10分ぐらいのところに布引の滝がある。
意外と近いし、山道がきちんと整備されていて
街中を歩いているのと変わらないほど歩きやすい。
布引の滝は栃木県日光市の華厳滝、和歌山県那智勝浦町の那智滝とともに
三大神滝とされ、日本の滝百選に選ばれているそうです。
(この説明文はwikipediaの記述をそのまま利用させていただきました。)
滝をみていてふと考えたのは
昔からある滝行のことです。
滝に打たれながら修業するという行為は
どのような効果を狙ったのだろうか?
就職できない
仕事がない
転職できない
不慮の事故にあった
フェイスブックの書き込みが気になるなどがない昔は、
今よりも情報が少なかったとはず。
それでも滝行をして振り払いたかった、もしくは、
雑念を消したかったことはなんだったのだろう?
今は、すぐに情報にアクセスできるだけ
”間”がなくて、つかんだ情報も
しっかりと自分の知識にする時間もなくて
誰かの発した言葉を、何とかうわべだけ自分のもののように
しゃべることが当たり前になっているように思える。
昔ならば、情報が少ない分だけ
しっかりと咀嚼していたのではないかと推測するのだが・・・。
昔の方でも悩むのならば
今の自分が日々、悩むのは仕方がないような気がするなどなど
考えながら歩いてきました。
布引の滝から20分ぐらい歩いたところにある布引貯水池。
とても自然と調和がとれた姿に感動。
都会から近いところにこんなにも美しい水を
たたえたところがあるのがとても新鮮な驚きでした。
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