2013年2月18日月曜日

「We are 宇宙兄弟 宇宙飛行士の底力」 講談社

We are 宇宙兄弟 宇宙飛行士の底力 (講談社プラスアルファ新書)

宇宙飛行士達へのインタビューの中でびっくりした項目があった。
(なかなか本を読んでいてはっとさせられることはないと思う。)

それは、
「嫌いな言葉は?」という項目で
共通した考え方があることに気がついた。

「しょうがない」、「いやだ、だめ」、「不可能」、「しかたがない」、「諦める」など
なんとかその場をごまかすことを嫌い、
他に道がないかのかと可能性を見出そうとしていることが
その言葉が嫌いな理由から察せられる。

ついその場をやり過ごすために、
「仕方ないですね」や「しょうがないね」などと日常的に使っている自分が
恥ずかしく感じた。


他に、心に残った先輩からのアドバイスの項目でも
近道はないけど、毎日積み重ねていればなんとかなるや
選択肢を広げるために努力をするなどがあって
頭が良くて、努力家のイメージの宇宙飛行士でも
日ごろから地道な努力を積み重ねていることに気がつかされて
口ばかりで努力をしていない自分に恥ずかしくなった。

2013年2月17日日曜日

グラフィックデザイナー 中條さんの言葉

デザインで大切にしていること


>いつも人をビックリさせたいと思っている。
  ビックリすると普段見慣れたものが、新しくみえたりする。

  そして、みんながやらないことをやってみる。
 


いつまでも自分の感覚を若々しく保つ秘訣なのかもしれない。

私の個人主義  夏目漱石

電子書籍(Sony)で様々書籍を読んでいる。


電子書籍の購入から1か月が経った。
すでに160冊ほどダウンロード。
内、20冊はお金を払ってダウンロードしている。
驚くほど、書籍代がかかってしまうのが難点。


しかし、とてもいい経験ができている。
今まで新しい作家を開拓できていなかったが、
角田光代、平野敬一郎、重松清などの作家を
知ることができた。


夏目漱石も改めて(無料でダウンロードできたので)読んでみた。

10代、20代のころにはほとんど共感できなかったが、
夏目漱石の著書の中の
「私の個人主義」を読んでとても救われたと思う項目があった。

個人主義と国家主義に触れた項目で
「各人の享有するその自由というものは国家の安危に従って、
 寒暖計のように上がったり下ったりするのです。」

「火事のおこらない先に火事装束をつけて窮屈な思いを
 しながら、町内中駆けて歩くのと一般であります。」

この言葉を現在の自分におきかえると
この先どうやって生きていこうかなと不安や焦燥に駆られることは
窮屈だと思えるし、
明日に向けて準備することは大切だが
状況によってその時の急がなければいけないことがあって優先順位は変わる。

なんとなくの不安にとらわれなるなと教えてもらったような気がした。