2009年3月22日日曜日

宮大工の人育て 木も人も「癖」があるから面白い

宮大工の人育て 木も人も「癖」があるから面白い
菊池恭二著
祥伝社 760円
お勧め度:★

・わからないことがあったらまず自分なりに考えて仮説を立てること
 その上で誰かに質問するなり、教科書を開くなどして答えをもとめること
・何かを身につけるのに一番大事なことは何かといったら結局どれだけ
 その仕事を好きになるかだ
・人も木もその性質を作るのは環境とか育ち方である。鍛えられていないのは弱い
・やるべきことを本当にちゃんとやったか?
・なぜ、失敗したのか?ミスが出たのか?その「原因」ととことん向き合うこと

一流の方が説明してくれる言葉はとてもシンプルだ。
ここまで至るまでの人間としての深さが必要だ。

2009年3月21日土曜日

The Bag of JIB  JIBの本

The Bag of JIB  JIBの本
ラルースパブリッシング
定価:1200円
お勧め度:★

大学の時にはやったJIB(カバン)の本。(おそらく今もはやっていると思います)
本の中でエコロジーについて記述がよい。
「いろいろな場所で様々な用途で使えること
 その上何度でも洗濯でき
 長年にわたり使用できることを目的に開発

 テーマは3E
 Enjoy:楽しめること
 Emergency:非常時にも使えること
 Ecology:長年に渡って捨てずに使用できること

そんなコンセプトで
JIBのセイルバッグの原点となるトートバッグが生まれた

捨てられない(くらい可愛くて)
捨てられない(くらい愛着が生まれて
捨てられない(くらい丈夫な)

そんな絶対捨てられない(捨てたくない)と思ってもらえるかばん」

なるほどと思います。
長年愛用することもエコになります。

2009年3月1日日曜日

ドラッカーの遺言、ファシリテーターの道具箱

ドラッカーの遺言
ピーター・F・ドラッカー著
講談社:1500円
お勧め度:★★

口語なのでわかりやすくなっているが、ぼうっと読んでいると真意はわからない。

しかし、よい問いかけの文章があった。
「成果を得るために、どんな強みを活かして、何をしなければならないのか?」
この問いを徹底的に考え抜くことはいろいろと迷っている事態のなかでもとても有効だと思う。

また、「今何を捨て、何を選択し、自己を高めるために何を学ぶべきか」
”絶えず”こう問い続ける姿勢こそ、個人のイノベーションを促進する。
捨てることも大切。強みも今までの経験の中から発見できる。

ファシリテーターの道具箱
森 時彦著
ダイヤモンド社:1429円
お勧め度:★

個人的な心理でも、組織的にもなぜか、活発な意見を出しあってよりよい状態にしよう!という
感じにならない。とても大きな悩みになっている。

一体感、協働、達成感を生むための手法がでている。
いろいろな手法がでている、自分に合っていそうなものを見つけ出すのに役立ちそう。

・会議の目的と成果物をしっかりと考えておく、アクションプランは会議で決定していく。
・PREP法を利用すると相手にわかりやすく伝わる。
 P・・・ポイントを最初に述べる   Point
 R・・・次に理由を述べる      Reason
 E・・・次に事例、具体例をのべる Example
 P・・・最後にポイントを繰り返す  Point
 発言が分かりにくい場合は、RとEを聞いていく。

 コミュニケーションは受け手の問題でもあるが、発言する側も相手の状態を加味して
 話すことが大事。自分は、ここが悩みの種・・・。改善しなければ。