問題解決の全体感(上・下)(株)コンテンツ・ファクトリー中川邦夫著 定価2600円
お進め度:★★★
「答えを創る」際に忘れてはならないのは、それにポジティブに取り組むことである。
なぜならば、問題解決は「ポジティブな答え」を出すために行うものだからである。
そして、「ポジティブな答え」はネガティブなメンタリティーからは生まれない。
顧客意識がEndProductのイメージを創る。
顧客を明確に意識したときに初めて、何が本当に価値のあるEndProductかということが見えてくる。
「必殺!」「てめぇ、本気か?」
「必殺!」とは、本気で良いものを追い求め、本気で迫り、必ず実行につなげるという心の姿勢である。「自分でこの事業を行う気があるか?」
「仕事」には熟成時間よりも「熟成回数」が効く
どんなに難しい「仕事」も5~10回熟成するとよい香りがしてくる。
そして、たとえば15分間に分けて10回熟成させた方が、
3日間ぶっ続けで考えるより質は上がるのである。
三上(さんじょう)と机上で「仕事」を進める
三上「文章を練るのに最適な3つの場所」
1、馬上(電車などの交通機関)
2、枕上(横になってぼんやりしているとき、寝入るとき)
3、厠上(トイレの中)仕込み・仕上げ「仕事」は机上で行う
難しい仕事を先送りしていては高得点はとれない
仕事はすべてプロジェクトである。
スケジュール表を頭に描いて進めているか?
「勝てる」プロジェクト・マネージメントとは?
「仕事」で始まり、「仕事」を続けて「仕事」で終わる。
序盤
EndProductの想定や仮説創り、段取りのシュミレーションなどを行う。
中盤 (熟成「仕事」)
仮説修正、評価修正、評価方法の検討やフィージビリティの確認
終盤
これまで重ねてきた「仕事」や「作業」のインテグレーション(統合、まとめ)や
リファインメント(磨き)
スタート時に3点セットの仕込み「仕事」を入れよう
1EndProductの想定
価値ある獲物は何かをイメージする
2仮説ストーリー創り
手短に集めた情報から仮説を立てることである
3段取りのシュミレーション
仮説を検証するために、どういう手段を使えばよいのか、
何日ぐらい要するのかといった作業の段取り
→仕込み漏れにとらわれすぎない。
ぼんやりとし理解していたことをきちんと説明してくれている。
一読の価値あり。
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